ITEC社が開発した”図面作成システム”をハイドロスタッフ仕様にカスタマイズしたソフトです。
図面(dxf)、構造計算書(照査項目)*、数値計算書を一度に出力できます。
*(財)下水道新技術推進機構、(社)雨水貯留浸透技術協会編「プラスチック製雨水地下貯留浸透技術マニュアル」に対応
※ご検討時にご依頼いただければ、サービスとしてご提供いたします。
※詳細設計図などは、別途ご依頼ください。
ソフトウェア使用同意書をお読み頂き、
下記フォームより必要事項をご入力ください。
当社より入力内容に基づいたソフトウェアをメールにてお送り致します。
●お問い合わせ先
大銑産業株式会社 東京支店 土木部
(担当者 吉田・亀井)
電話 03-5652-7870
大銑産業株式会社 大阪本社 土木部
(担当者 安田・上垣)
電話 06-6220-1135
パーテーションにより流入する土砂の拡散を防止するシステムです。
パーテーション内は清掃が可能なため、長期にわたり貯留槽機能を
維持できます。
※このシステムはオプションです。
技術評価認定書 雨水技評19号ハイドロスタッフR工法
(社)雨水貯留浸透技術協会
雨水貯留浸透技術評価認定に関する評価認定項目に
基づき、総合治水対策および水循環再生等に寄与する
技術と認められております。
ハイドロスタッフは、継手レス&千鳥配置で貯留槽を組み立てていくため、せん断特性に優れており、レベル2相当の地震を想定した許容貯留槽幅(※)は、業界トップクラスを誇ります。
(※)「プラスチック製雨水地下貯留技術マニュアル」耐震性能試験に準拠して算出
土被り(普通土) | 許容貯留槽幅 |
---|---|
0.5m以上0.8m未満 | 144m以下 |
0.8m以上1.6m以下 | 72m以下 |
*構造的に交番載荷試験並びにレベル2震動テストに合格
条件:土被り0.6m(普通土)
144m(200ケ)×144m(200ケ)×2.388m*(6段)×空隙率95%≒47,000トン
ハイドロスタッフは、柱構造を採用しております。
そのため、貯留槽内部の空間が大きく取れます。
●ハイドロスタッフ基本データ
項 目 | ハイドロスタッフ | 備 考 | |
---|---|---|---|
仕様 | 空隙率 | 95%以上 | |
メンテナンス | 槽内清掃が可能 | 堆砂抑制システムの場合 | |
貯留槽内目視点検 | 槽内目視点検が可能 | ||
適用範囲 | 最小土被り | 0.5m | 単位体積重量18kN/m3相当の場合 |
最大土被り | 1.6m | ||
最大貯留槽高さ | 2.388m(6段)* | ||
最大深さ(土被り含む) | 4.0m |
※共同研究での実験は耐震性能試験を6段で実施しています。貯留槽高さ7段(2.781m)8段(3.174m)を採用の際は、別途ご相談ください。
●ハイドロスタッフ 照査項目および照査の許容値
(財)下水道新技術推進機構、(社)雨水貯留浸透技術協会編「プラスチック製雨水貯留浸透技術マニュアル」P.29より
照査項目とは、貯留槽造体の安全を確保するために、必ず満足しなければならない以下の項目をいいます。
①強度の照査 ②長期性能の照査 ③耐震性能の照査
各項目の数値がハイドロスタッフの許容値以下になることを照査します。
照 査 項 目 | ハイドロスタッフの許容値 | 備 考 | |
---|---|---|---|
①強度 | 鉛直方向荷重 | 126.8kN/㎡ | |
水平方向荷重 | 80.9kN/㎡ | ||
②長期性能 | 鉛直方向荷重 | 30.7kN/㎡ | 鉛直方向の50年相当のひずみ-10時間後のひずみの%未満 |
水平方向荷重 | 39.5kN/㎡*1 | 鉛直方向の50年相当のひずみ-11時間後のひずみの%未満 | |
③耐震性能 | 土被り 0.8m以上1.6m以下 | 幅72m | |
土被り 0.5m以上0.8m未満 | 幅144m |
上記の許容値は、材料変更などにより変わる場合があります。*1:裏込め土の種類を選択する必要があります。
各種試験
●参考 設計の手引き
ハイドロスタッフ 性能の照査結果(例)
照査項目 | 設計(例)の値 |
ハイドロスタッフ の許容値 |
判定 | |
---|---|---|---|---|
強度 (短期荷重) |
鉛直方向荷重 | 56.55kN/㎡(1) | 126.8kN/㎡ | 実施可能 |
水平方向荷重 | 25.25kN/㎡(2) | 80.9kN/㎡ | 実施可能 | |
長期性能 (長期荷重) |
鉛直方向荷重 | 27.00kN/㎡(3) | 30.7kN/㎡ | 実施可能 |
水平方向荷重 | 22.24kN/㎡(4) | 39.5kN/㎡ | 実施可能 | |
耐震性能 (貯留槽幅) |
土被り0.8m以上 1.6m以下 |
耐震性能評価内 | 幅72m | 実施可能 |
他の工法との比較
ハイドロスタッフ | 他樹脂工法 | 一般の砕石工法 |
一般の現場打ち コンクリート工法 |
|
---|---|---|---|---|
用 途(タイプ) |
○ 貯留・浸透 |
○ 貯留・浸透 |
△ 浸透 |
△ 貯留 |
空隙率 |
○ 95% |
△ 90%以上 |
× 3~40% |
△ 7~80% |
必要面積(体積) |
○ 小 |
○ 小 |
× 大 |
○ 小~中 |
貯留槽形状 |
○ 自在配置 |
○ 自在配置 |
○ 自在配置 |
△ 直方体が多い |
製品重量 |
○ 超軽量 |
○ 超軽量 |
× 重量 |
× 超重量 |
軟弱地盤への影響 |
○ ユニット自体が軽い |
○ ユニット自体が軽い |
× 砕石の重量 |
× 基礎杭など必要 |
材料の品質管理 |
○ 管理品を納入 |
○ 管理品を納入 |
△ 砕石工場で管理 |
× 現場で管理 |
メンテナンス |
○ 堆砂抑制システム* |
△ 手前流入槽で管理 |
× 清掃不可、再入替 |
○ 洗浄可 |
施工性 |
○ 施工が簡単 |
○ 施工が簡単 |
△ 重機が必要 |
× 大 (鉄筋など) |
施工(養生)期間 |
○ 超短工期 養生不要 |
○ 超短工期 養生不要 |
○ 超短工期 養生不要 |
× 施工、養生に 時間がかかる |
資材搬入 |
○ 小型車両OK |
○ 小型車両OK |
△ 大型車両必要 |
△ 大型車両必要 |
残土処分 |
○ 少ない |
○ 少ない |
× 多い |
○ 少ない |
耐震強度 |
○ 大 レベル2 |
○ 大 レベル2 |
○ 大 |
△ 補強が必要 |
*堆砂抑制システムを選択しない場合、手前の流入槽での管理となります。堆砂抑制システムを選択の場合、貯留槽内の点検清掃は堆砂抑制システム部のみとなります。
* 「道路標示方書・同解説(I共通編)」日本道路協会、1978年・2002年の中で、T荷重は、車両総重量25t(250kN)の大型トラックにおける後輪荷重をモデル化したものであり、前後輪の荷重比率を1:4とし、後輪は軸重で200kN、輪荷重で100kNと規定しています。